今、ファッションコミュニティーサイト「stylight.com」で
ブロガーコンテスト(Fashion Blogger Awards)が開催されていて
ふぁろすで翻訳しているブロガーも何人かノミネートされ、
ドイツのベルリンに行くみたいなことを話していたりするブロガーもいます。
誰がノミネートしているかというのは
ここから見てもらえばわかるんですが
今回は、そのノミネートのカテゴリー分けが興味深かったので、そっちを。
日本だと、たとえば雑誌で分類分けされているように
「お姉系」とか、「ゴスロリ」とか、「お姫様」とか、「セレブ」とか、「ロック」とか(なんだかそういう見た目?)
あと、大人コーデとか、カジュアルコーデとか、そういう感じで分けられるので
ファッションに疎い私でも、見た目でなんとなくカテゴリーの分類が出来ます。
で、
今回のコンテストので分類されているカテゴリー(部門?)は下記の4つです。
(リンクをクリックすると各ノミネートされているブロガーリストを見れます。)
①MOST PROMISING FASHION BLOG
②BEST STYLE FASHION BLOG
③MOST CREATIVE FASHION BLOG
④MOST INFLUENTIAL FASHION BLOG
なんですが
ざっくり日本語にすると
①最も将来有望なファッションブログ
②最高のスタイル(コーディネート)ファッションブログ
③最もクリエイティブ(創造性豊か)なファッションブログ
④最も影響力のあるファッションブログ
各部門にそれぞれノミネートされているのが10ブログあるんですが
①~④の違いがわからない。
まず、有名なブロガーで影響力があるというのはわかります。
コンテストにノミネートされているブロガーのことは理解できます。
あと、ノミネートされているブロガーを見ると
大御所ブロガー(第一世代)は今回あまりノミネートされていないので
次世代に向けてと言うか、「今アツいブロガー」と言った感じかなとは思います。
(ちなみに「第一世代(ファースト・ジェネレーション)」と呼ばれるブロガーは、こちらから)
ただ、カテゴリーを見たときに
影響力があるのは、他とは違い(=クリエイティブ)で、指示されている(=将来有望)なスタイル(コーディネート)なんじゃないの?と。
ま、屁理屈かもしれませんが、
日本で生まれて日本で育った私は、「これってカテゴリー分けに意味あるの?」と思ってしまいます。
※日本人のカテゴリー分けに関して面白い記事があるので下のも読んでみてください。
タコ・ノート2 「とりあえずカテゴリー分け」By 一般財団法人 知と文明のフォーラム
アジア各国でも「カテゴリー分け」が好きなのかと言うと
やっぱり日本人だけな気がします。
中国や韓国に住んでいましたが、
その専門でもなければ、それを突き詰めてどうこうっていうのはなかった気がするので。
そう考え、一歩ひいて考えると、
「日本だと細かく分類しすぎてるんじゃないか」と言う気もしてきます。
もちろん、「郷に入っては郷に従え」なので
日本での展開であれば全然それでいいと思うんですが
もし、海外に目を向けるのであれば、
「見た目の形分け」ではなく
「良い悪い(好き嫌い)の感覚分け」が大切なのかなと思います。
要するに、
「私は○○系だから、あそこの服は着ない」とか
「××さんが着てる服って、ちょっと私たちのグループでは浮くよね」
とか、そういうのを気にしていると、井の中の蛙になっちゃいそうな危機感すら覚えてしまいます。
「別に似合ってればいいんじゃないの?」というか、
「本人が気に入ってるなら、それでいいんじゃないの?」と。
もちろん、カテゴリ分けは、日本の勤勉(まじめ?)という特性にとって、
いい意味で作用することもあって
専門分野であれば突き詰めて掘り下げると言う日本の技術力は
世界に秀でたものがあるのは過去に証明されていると思います。
(本田技研や世界的なシェアを誇る日本の専門分野や開発者など)
また、オタク文化もそういうものの最たるものかと。
個人的に、漫画やアニメは、見るたびに日本はすごいと思います。
(特に作者は本当、頭がいいなと思います。「進撃の巨人」とか。)
しかし、今は、
掘り下げはしないけど、カテゴリー分けだけして居心地の良さだけを求め
村社会的感覚で異端児はハジくみたいな風潮がある気がします。
(ま、そのほうが楽ですけど。)
好きなら(可能な限り)突き詰める。
カテゴリー分けはしても、自分の属さない(と思ってる)カテゴリーを否定しない。
周りの判断ではなく、自身の感覚で好き嫌いかを正直に判断する。
自分自身の発信が苦手な日本人であっても、
きちんと好きか嫌いかは自分で判断するくらいの力は
現代の日本人(←私も入れてください。)には必要なのかもしれませんね。
「何言ってんだか」、って鼻で笑われてしまいそうですが。
ふと思ったんで。
PS:
ちなみに、海外のブロガーコンテストは大体こういう(私からしたら)曖昧なカテゴリー分けがよくされています。
日本が島の外へ何かを発信することを考えるときの戦略として、
「なぜこういう分け方なのか」を考え、仮説をだして運営してみるのも、
展開の糸口がつかめる何かになるかもしれませんね。