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ブログのスポンサーに見切りをつける5つの理由


今回も、ifb(Independent Fashion Bloggers)からの記事を。

タイトルの通りですが、
ブロガーがブランド(スポンサー)に声をかけられた後
何かのプロジェクトを始めるとき冷静に考えるの役立つ記事を
ifb(Independent Fashion Bloggers)の創設者でもある
Jennine Jacob(ジェニーン・ジェイコブ)が紹介してくれていたので、
今回はそれを翻訳して紹介したいと思います。


(ブログのスポンサーに見切りをつける5つの理由)

ブログにスポンサーがつくのは、すごいことだって思っちゃうわよね。特に、最初は。
だけど、これまでにそういう経験をしてきて、ある程度安定した収入が入ってきていてても、やっぱり、すごいことだって感じるもの。
素晴らしいブランドがスポンサーになってくれることに勝るものなんてないし
私だって、スポンサーが声を掛けてくれるときは、嬉しいしね。

本気でプロのブロガーになりたい人も、
単に大好きな靴が買える程度の副収入が欲しいって思ってる人でも、
ブログのスポンサーをブログを黒字で続けていくためにはやっぱり1番の手段だと思うの。

けど、お金をちらつかせてくる人が、すべてブログに合う人とは限らない。
それが、自分の好きなブランドだったとしても、
彼らのために(彼らの望む)記事を書くことが
時には、自分のブログ(の趣旨)に全く合わないことだってあるから。
そういう時は、やめておくべき。

私も、もう7年ちかくブログをしてるけど、
そういう合わないスポンサーに「さようなら」を告げてきて、
後悔したことなんて一度もないから。
逆に(レアではあるけど)、承諾したことで、合わなくて後々後悔したことがあるくらい。

今回は、関係が悪くなる可能性があるパートナーシップをいくつか見てみようと思う。

あなたのブログの趣旨を理解しない(しようとしない)ブランド

もし、ブランドがアプローチしてきて、
彼らが、ブログとは合わないようなものを書いてほしいと言われたら、
もしくは、あなたがブログを公開している理由を全く理解もせず、尊重もしていないなら、
それは、いい感じにはならないと思う。

ブランドにとっても合わないようなブログを、わざわざ探してくるブランドは、
ブロガーと一緒に仕事をすることを、ちゃんと理解していないことが多いし、
どういう残念な結果になるかっていうのも理解していないから。

あなたのブログの読者だって、
そのコラボレーションが全く合ってないってことくらい気付くだろうし、
きっと、それってブランドが望む結果だって出ないと思う。

だから、そういうのは最初から断ったほうがいいの。
もし、それでも、ブログの趣旨や目的と合わないことを、
しつこくブランドがお願いしてくるんだったら、もう彼らから立ち去るべき。

自分たちの目的すらよくわかっていないブランド

ブランドと一緒に仕事をする話が出てきたときに、一番最初にすべき質問が
「このプロジェクトにおける、あなた方(ブランド)のゴールはなんですか?」ってこと。

もし、彼らがこの質問に明確に答えられないんだったら、
彼らの本当に望んでいることを理解するためにも更にたくさんの質問をしてみて。

「ブログがすごく好きなんです。」って褒め言葉に舞い上がってしまってしまっても
「どうもありがとうございます!」って言って、
彼らが今回のパートナーシップで何を目的としているのかを聞き出して。

もし、彼らの目的(目標)がわかったと思ったら、
それが合ってるのか声に出して聞いてみる。そして、ちゃんと書面に残す。
こうすれば、コラボが終ってから、戻ってきて
(なんの根拠もなく)「今回は上手くいかなかったようで、残念ですが…」なんて言われても、
その時に話したことをちゃんと見せて確認することができるから。

彼らが自分たち目的を理解していないのに加えて、
明確に話したくないっていうのもあるの。

例えば、「売り上げを飛躍的に増加させる」っていうのが、
ブロガーとのコラボで考えられることなんだけど、
毎回そうなるとは限らないの。

もし、彼らがきちんと説明できないんだったら、
きっとうまくいくことってないと思う。

非現実的な期待をしてくるブランド

交渉のときって、よく無謀な期待っていうのはするの。
もし、ブランドが
「あなたのブログで、2万人の応募者を集めてほしい」とか
「1記事につき、1万ユーザーの会員登録をお願いしたい」
みたいな期待をしてるんだったら、それはもうやめておくべき。
(もちろん、出来るんだったら、承諾してもいいんだけどね。)

現実的に可能な成果に向けて、出来る限りたくさんの事例を出してあげることで、
両者が、きちんと想定可能な形にすることができるの。
もちろん、時には少し現実味のない話になってしまうこともあるだろうけど、
それでも、それは頑張ればできるかもって範囲だと思うの。

報酬額が低いブランド

もし、あなたの中で、タイアップ記事(あなたが記事を売る額ってことね)の額をX(エックス)だとしていて、
ブランドの提示した額が、その「X」の10%程度だったら、きっぱり「NO」と言うべき。
そういうところに限って、また舞い戻ってきて、「今回はタダで書いてほしい」とかって言い出す可能性もあるから。
だから、そんなところとは一緒に仕事をする必要はないの。
今まで、がんばってブログをやってきて、読者の信頼を勝ち取ってきたんだから
それに対して、ブランドもきちんと考慮して、報酬を考えるべきなの。

だから、自分の中で許容範囲だと思う額が提示されないんだったら、
自分自身のブランドを育てる時間を無駄にしているようなもの。
時間は限りのあるものなんだから、
自分のためにもならないような話に「イエス」なんて言うべきじゃないの。

Note:
もし、この「X」で、全く売れない(仕事が来ない)んだったら、
そのレート(設定額)が高すぎるのかもしれないかな。
ブランドも支払いやすい額を考えて、
自分にとってもこれくらいなら大丈夫かなって言うのをいろいろ試しながら
両者が気持ちよく仕事のできる額を決めていくと思う。

契約を守らない(順守しない)ブランド

ブランドとの交渉の際、すでに書面(契約書など)がある状態で、
追加報酬なしに、他にも追加要求をしてきた場合、
もうそれはやめておいたほうがいいと思う。

私も以前、スポンサー主催のワークショップの交渉をしていたときに
ブランドが、私にファッションショーもしてほしいって話になったの。
そして、私がホスト(司会進行役)になって、プレゼント企画も、そのワークショップの時にしてほしいことになったんだけど、それに関して追加の報酬は提示されなかったの。

もし、それをオッケーしたら、そのワークショップの時間以外に
(事前準備などに)さらに20時間くらい必要だろうと思ったし、
ハード面(機材を借りたり、ヘアメイクをするための費用なんかの、実際に自費で払う分)も発生ことがわかっていたの。
だから、断った。
だけど、それでも、どうにかってしつこく言ってくるから、
結局、このスポンサーとの契約を破棄したくらい。

これは、少し誇張的に聞こえる事例かもしれないけど
こういうことって、程度の違いはあれどよくあることなの。

あなたにとって、そんな労力も掛からないような大したことがないお願いだったら全然オッケーしてもいいと思う。
それは、互いにプラスの行為だとも思うし。
けど、すごく大変だったり、時間が掛かったり、費用が必要だったりするのに
ブランド側が折れない場合は、もうそれは彼らから離れて行けばいいと思う。

ボーナス:自分の勘を信じて

もし、「合わない」ってなんとなく感じるんだけど、
それが本当にそうなのか実証できないときってあると思う。

でも、その直観って十分「No」と言うべき根拠だと思うの。
もし、あなたが一緒に上手く仕事出来ないんだったら、
たとえそれが、良いものだったとしても、うまくいかないことってあるから。

これは、あなたが実際に一緒に働く人に対して、
悪い印象を受けるときにも言えること。
そういう時って、懐疑的になってしまうし、
(約束を守らないなど)一線を越えてしまうことだってあるから。

覚えておいてほしいのは、これは「パートナーシップ(共に頑張ること)」であって、
あなたは、あなたとブランドの両方に利益があることを考えるべきってこと。

原文:5 Reasons to Walk Away From a Blog Sponsorship By: Jennine Jacob

★補足★
Jennine Jacob(ジェニーン・ジェイコブ)
初期ファッションブロガーの一人。
2007年にブログ「THE COVETED」をスタート。
その後、2012年には、ブロガー同士がそれぞれの意見やアドバイスなどを発信するファッションブロガーに特化したコミュニティーサイト「Independent Fashion Bloggers(通称:IFB)」をスタート。


これは、スポンサーだけでなく
何らかの仕事を一緒にするときにも言えることだと思います。

経験として、(当の本人は意識がなくても)相手のことを蔑んでいるように話す人も、
結果的に「それくらいできるでしょ?」みたいな感じに思っている人が多いように思います。

相手にそういう風にしてほしいと望む分、
自分自身も相手のことをきちんと尊重出来るようにと
読みながら、自分に言い聞かせてしまいました。




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