今日、日本の7月5日は、アメリカでは7月4日でした。
そう、アメリカの「独立記念日」です。
アメリカに住んだことがないので、想像しかできませんが
学生時代、カナダに住んでいたときは、
7月1日のカナダの建国記念日「Canada Day(カナダの日)」は花火が打ちあがってすごかったですし
アメリカはきっと更にすごい盛り上がるんだろうなと翻訳をしながら考えていました。
さて、今回話すのはそれに関連してなんですが、
基本的に歴史などに詳しくないので、
「独立って、何から?」と翻訳しながらずっと考えていました。
もちろん、ヨーロッパからと言うのはわかっていたのですが
具体的にどういうことがあって、どういう経緯で独立したのだろうと。
ウィぺディアによると
1776年にアメリカ独立宣言が公布されたことを記念して、毎年7月4日に定められているアメリカ合衆国の祝日。
アメリカでは「独立記念日(インディペンデンス・デイ)」と呼ばれるのがもっとも一般的であるが、
単に「7月4日」(”Fourth of July”)とだけ言うことも多い。
結局、独立したことだけで、肝心の「どこから?」がなかったのでもう少し調べてみました。
答えは、
イングランド王国(ウェールズを含む)とスコットランド王国が合同し成立した王国
「グレートブリテン王国(Kingdom of Great Britain)」でした。
この頃は、まだアイルランド王国は入ってないので、
現在のイギリスとはまた少し違います。
当時のイギリス関連は、こんな感じです(↓)
と、国の名前をあげても場所がピンと来ないので地図で見るとこんな感じです。
すべてではないですが、いろいろ調べていると「独立」をアメリカ人が祝うのには、
アイルランドとイギリスの関係があるように思えてきました。
時代をさかのぼって、1600年代
イングランド共和国のオリバー・クロムウェルの侵略(1649年から1651年にかけての遠征によりアイルランドを占領)後、アイルランドが、イギリスの植民地となります。
このアイルランドが、イギリスにとって、最初の植民地国だそうです。
(この後、イギリスはどんどんと植民地を増やしていきます。)
その後、数百年もの間、アイルランドはイギリスの植民地支配に苦しみます。
1775年、
当時イギリス領だった13の植民地(現在のアメリカの13の州)は、イギリスとの経済措置(増税)で対立が生じ、
アメリカ独立戦争(~1783年)を起こします。
そしてこの時、13の植民地は当時イギリスと敵対していたフランスと同盟を結びます。
そして、1776年に独立宣言を発表。
最終的に、13の植民地がこの戦いで勝利し、1783年にパリ条約が結ばれた結果、
「アメリカ合衆国」として正式に独立。
要するに、独立記念日は、
「独立しますからね」と言った日で、事実上「独立出来た日」ではないということ。
そして、この後、
19世紀後半には、当時まだイギリス植民地であったカナダやオーストラリアから、
元アイルランド人だった多くの人たちがイギリスの植民地からの独立を果たしたアメリカ合衆国に移り住んだそうです。
なので、アメリカにはアイルランド系の人が多いらしいです。
要するに、まとめると
何百年にもわたって支配(植民地化)されてきた側が、
「もう支配は受けないと公に宣言した日」が独立記念日だということです。
だからこそ、独立後200年以上も国を挙げてお祝いということになるんですね。
ちなみ、アメリカの国旗の変化はこんな感じです。
「アメリカはどこから独立したのか」を調べてるうちに
イギリス周辺の歴史を調べることになってしまった感がありますが…
歴史家や、ちゃんと歴史を知ってる人からすると、
勝手に話を端折って、つなげた感じにはなっているかもしれませんが
個人的には納得できたのでいいかなと。
それにしても、学校で習う科目の中で「社会(地理&歴史)」が苦手だったので
大人になってから、こういうことも調べないといけなくなってしまいました。
PS:今日ふぁろすのアメリカ人ブロガーのほとんどが
アメリカの国旗(星条旗)のカラー「赤、白、青」などや
アメリカらしいアイテムなど独立記念日を祝うコーディネートでした。
本日翻訳した記事は七夕の日(明後日の日曜)にアップされるので
七夕のふぁろすは、アメリカの独立記念日ネタに染まりますので楽しみにしていてください。
(「こんなにアメリカのブロガー多かったっけ?」ってくらいでした。)
[…] Written by badboys on 7月 4th, 20157月 3rd, 2015. アメリカ独立宣言出典:ふぁろすの裏側 […]