Home » ファッションブロガー関連 » 海外のファッションブロガーは、これからもアツいのか?

海外のファッションブロガーは、これからもアツいのか?


今まで、このふぁろ裏でも、実際に会った人にも
「日本でのファッションブロガーっていうのも、海外のファッションブロガーブームが廃れたら、きっとそれまでだと思う。」
と散々言って来ました。

が、
実際、海外のファッションブロガーというのは
廃れることは、ここ1-2年であるのかと、いうことは話してきませんでした。
(「来年はどうなってるかわからんしな」みたいなことは言いましたが。)

そこで、個人的な見解を少し述べてみようかなと。
(「ファッション業界にもいないくせに、うんちく垂れるな」と言われそうですが…)

で、まぁ、個人的な見解は
来年にも廃れる有名ブロガーはいると思いますが、
①海外のファッションブロガー(コミュニティー)が無くなることは、5年くらいはないと思いますし、
②個人のファッションブロガーの力が弱くなるということも、数年はない

と考えています。

今回は、下記にそのことに関して書いてます。

①海外のファッションブロガーというのが無くなることは5年くらいはないと思う

まず、①ですが
ファッションブロガーというのは、ブログ自体の影響力が無くなるまでは
なくならないと思います。
ブログというものが、他の何かに取って代わられることがないまではないということです。

ブログというのは、ファッションに限らず山ほどジャンルはあります。
日本でもアルファーブロガーと呼ばれる、自身の見解や専門分野の情報を発信するブロガーがいます。

私がよく見ている「BLOGOS(ブロゴス)」なんかも
そういったブロガーたちの記事を集めて発信していますし、
ハフィントンポストもそれに近い部分があります。

例えば、
「紙媒体」というのが「ウェブ」として
「紙媒体」の1つとして、「雑誌」があって、
「ウェブ」の1つとして「サイト」や「ブログ」がある思ってもらえると
わかりやすいかもしれないです。

※これは例えです。
日本で「1雑誌」が「1ブログ」の規模と同じであるとは(まだ)思っていません。

「ブログ」の中の、「ファッションブログ」が衰退するというのは
言いかえれれば、「雑誌」の中の「ファッション雑誌」が衰退するという感じですし
雑誌は全体的に売れてるのに、ファッション雑誌だけ急に衰退するというのは考えにくいのと同じく
ファッションブログだけが急に衰退するということは考えにくいということです。

ウェブというものがあらわれ、徐々に紙媒体やテレビ放送が衰退し始めた背景があります。
要するに、大元が脅威にさらされた時に起こるということです。
そのため、ウェブに変わる何かが出てこなければ、その一つであるブログというものも
しばらくは大丈夫かなと思っています。

ウェブの中でも、
ブログ(Blog)と動画系(Vlog)は、競合関係となる可能性はあるかもしれません。
ただ、それは棲み分けがされると思います。

チュートリアル(メイクやヘアスタイルなど)などのハウツー(How To)系は、やはり動画が強くなると思いますし
そうなると、今メイク関連のチュートリアルを載せてるコスメブログは、動画系の勢力に負ける可能性は無きにしも非ずです。

ま、これも、「書籍」と「映画/テレビ」で考えるとわかりやすいと思いますが
どちらも、強みがあるので片方だけが極端に廃れるというのはないかと。
(ジャンルや、どちらがわかりやすいかで差が出る程度でしょう。)

「見る」ほうが楽ですが、「読む」のが好きな人がいるのは確かですから。

ファッションに関しては、コーディネートや服など、
動画にする必要はないものなので、ファッションブログは、ブログもしくはファッションが衰退しなければ廃れないと思います。

②個人のファッションブロガーの力が弱くなるということも、数年はないと思う

②に関して
ブログが衰退はしないのに、まず個人のファッションブロガーの力が弱くなるのか?ということですが
これも雑誌と同様で、ファッションブロガーという現在は個人の延長上にあるものは
きっと何らかの形で多くは個人ではなくなるのではないかと考えています。

ブログコミュニティーが進化し、今で言う俳優やモデルの芸能プロダクションのようなものが出来て
そこに所属するブロガーという形が顕著になるのではと思います。
(今の雑誌の専属ブロガーとかいう、ふわふわしたものではなく。)

そうなれば、ファッションブロガーというのは個人ではなく、所属ブロガーとなるので
自由はある程度制限されると思います。
(そうなると、今まで以上に画像の転載なども制限されるはず)

その後、大手プロダクション(?)などが、所属ブロガーのブログを
有料化(たとえば、○○所属のブログは月額300円などの課金化)してしまえば
見る人は、今のように自由に閲覧できなくなります。
(所属してるブロガーは、組織が「有料化する」といえば、有料化せざるを得ないので。)

また、現在でいう歌手などが
本当に歌がうまいから歌手として売れたわけではなく、
コネや、資金、大手プロダクション、メディア操作によって売れているように
ブロガーというものも、今の活躍している自然と読者が増えたブロガーではなく、
一時的に読者の増えたり減ったりする(第3者に流行り廃りを操作される)ブロガーが増えます。

そうなると、現在の個人としての自由に発信できるファッションブロガーの力は弱くなり
プロダクションや所属団体の力が強くなるだけです。

もちろん、そうなっても中にはフリーランスのように、
強力な影響力を持つ個人ブロガーもいるかもしれませんが、
やはり、有名になる割合で言えば、
そういったバックのついたブロガーが、幅を利かす時代が来るのではと思います。

実際に、海外のブロガーが有名になり、どこかの組織に入ってしまうことはよくあるようですし。

なので、多くの個人ファッションブロガーは、
資金力やコネのあるプロダクション系ブロガーに、シェアを奪われるときが来るかもしれないというこです。
そうなると、結局は「ファッションブロガー」=「組織の操り(着せ替え)人形」」となる可能性は高くなります。

(ま、こうやって時代は繰り返され、消費されていくわけですが・・・)

海外のファッションブロガーの向かった方向

翻訳をしていると、いろんなブロガーの現状が見えてきますが
大体はブログを始めて、読者が増え、収益が出てくると
下記の3つの形に分かれる気がします。

①個人ブロガーとして、執筆やコラム、セミナーなど自分で仕事を開拓する。
→収入口を増やす。

②ライターなどを雇いチーム(もしくは会社)として運営していく。
→ブログもしくはブロガーとしての知名度を利用して、組織として規模を拡大する。多角的に展開する場合もあり。

③エージェンシー(日本のプロダクションみたいなもの)に登録し、ブログの更新以外(著作権やブランドとの提携やコラボの話など)は、そっちに任せる。
→タレント化

①で言えば、テレビなどにも出演しているエミリー・シューマンがそうですし、
②だと、チームとして「The BlondeSalad」ブランドを展開しているキアラ・フェラーニや、
バッグのブログ「Bag Snob」からスタートして、現在複数の(ブログ)サイトを運営している「Snob Essentials」のケリー・クック(Kelly Cook)とティナ・クレイグ(Tina Craig)など。
③であれば、日本でもプロダクションに所属しているルミ・ニーリーなどかなと。

もちろん、①と②や、②と③のように
複数の方向で展開をしているブロガーもいます。
(基本は組み合わせかな。)

最後に

基本的に、上に話したブロガーの本格的な吸収は日本では起きないかもしれません。
今はまだ、日本のファッションブロガーの価値が、海外ほど認められていないからだと思いますが。
(日本にもファッションブロガーがいるのに、海外からファッションブロガー読んで起用するブランドもあるくらいですし。)

そういう意味では、日本ではまだまだ発展途上の分野なのかなと思います。
少ない今だから、まず一歩を踏み出してみるのもいいのではないでしょうか?
増えて、人気が出てから参入しても、手遅れかもしれませんし。




こちらの記事もご一緒に

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

(Spamcheck Enabled)