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西の「Lookbook.nu」や「Chicisimo」、東の?


(今回の記事はレイシスト的な考えではないということを先に伝えておきます。)

ここ数ヶ月は、「Lookbook.nu」を参考に
ブロガーに声を掛けて、翻訳をしているのですが
基本的に、「上位は同じ顔ぶれ。」です。
もちろん、ファンが付いてるので当たり前と言えば当たり前ですし
それが悪いことでは全くないのですが
「新しいブロガー」を探してる私からすると
上位で翻訳できるブロガーはすでに翻訳しているので…

それで、他のファッションコミュニティーサイトとして
Chicisimo」を見てみました。

ファッションコミュニティーサイトを見ていて、気付いたこと

この時、ふと思ったことが。

アジアの人が少ないということです。
(アメリカ国籍のアジア系の人とかは除外)

すべてのアジアの国(中国や韓国など)が日本と同じく「出る杭は打たれる」ということもないので
理由を考えてみたのですが
ファッションという経済的に余裕のある人が出来る趣味とも言えるので
まだまだ発展途上国の多いアジアでは、ヨーロッパよりもファッションにお金を避けるような人口が少ないのかもしれません。

ただ、韓国や、中国の都市部などでは経済的にファッションに所得の一部をさける人もいてそうですし
特に韓国は、中国へとファッションの流行が流れるほど、ファッションではアジアで影響力のある国です。

となると、

①言語の問題(ヨーロッパと違いアルファベットの文字に慣れていない)
②白人のほうがカッコいい綺麗だし、一緒に並ぶのは…ちょっと…的な考え。

くらいしか出てこなかったです。

ちなみに、世界を100人と仮定すると…
ヨーロッパ人は21人
南北アメリカ人は14人
アフリカ人は8人

そして、アジア人は57人
半分以上を占めます。(中国の人口が大部分を占めそうですが。)

(ちなみに、人種でいえば、100人中、白人は30人しかいません。残りの70人が有色人種(黄色人種や黒人など)です。)

ここから仮説を

話を先ほどのファッションコミュニティーサイトに戻すと
現在の「Lookbook.nu」や「Chicisimo」のユーザーは
ヨーロッパに住むアジア系の人たちを含め、ほとんどがこの30%程度の人たち(ヨーロッパ・アメリカ)の中から参加してるコミュニティーと化してるわけです。

もう一度先ほどの100人を思い出してください。
ヨーロッパ+アメリカ=35人
アジア=57人

今人口も増え、経済成長と共に、富裕層も出てきているアジア。
アジア開発銀行の報告書「アジア2050」では、「40年後の2050年に世界のGDP(国内総生産)の51%はアジアが占め、30億人が貧困層から脱却するアジアの世紀がやってくる」とまで言われています。

経済的に裕福になれば、
それだけファッションへと流れる人も増えるということです。

そうなると、現在のヨーロッパ・アメリカ中心のブランドが
ターゲットとなるアジア人に向けて、広告塔にアジア人を起用したり、
ファッションを楽しむアジアの人が出てくれば、アジアのブランド(デザイナー)が台頭してくるはず。
そうなれば、ファッションにおけるアジアの影響力は強くなると考えています。
今でも、アレキサンダー・ワンやフィリップ・リムはアジア系のデザイナーですし。(←生まれはや国籍はアジアじゃないので単なるこじつけ)

で、今回の記事で結局何が言いたいのかと言うと

西洋(ヨーロッパ/アメリカ)の「Lookbook.nu」や「Chicisimo」に対して
東洋の何かが出てきてもいいのではと、勝手に思ったわけです。

きっと、日本人もサイトに登録してる人(参加ユーザー)が同じアジア人だと
投稿というか、参加しやすいだろうし、それがアジアのファッションをけん引するようになれば面白いなと。
「西洋のリアルクローズは、あっち、東洋のリアルクローズは、こっち」みたいな。

ちなみに、自分がアジアでトップだと思っている「日本」のファッションコミュニティーサイトではなくて、
「アジア」のファッションコミュニティーサイトです。

すべきことは

「①言語の問題(ヨーロッパと違いアルファベットの文字に慣れていない)」に対しては
言語も、「英語・スペイン語・フランス語・中国語の選択」よりも
「中国語(漢字)・日本語・韓国語・英語」の選択とすれば、きっとユーザーも読みやすいだろうし。
(ま、アクセスされた国別IPなどで表示言語は振り分ければいいだけですし、「用意しておく言語は」ということです。)

それから、
「②白人のほうがカッコいい綺麗だし、一緒に並ぶのは…ちょっと…的な考え。」に対しては
広告塔として、アジアの人たちの体形やスタイルが見直されたり、アジアンビューティー的な流れが今以上に起これば、ある程度払しょくされる。
と言うよりも、比べるというよりも、アジアの人(体系やスタイル)だからこそ似合うというのは出てくると思います。
それに、ヨーロッパの人たちのスタイルもアジアの人の体形に落とし込んでスタイリングし直せば、十分に素敵になると思います。
(実際、世界で活躍するファッションブロガーでアジア系の人で、人種問わず支持されている人もいますから。ふぁろすで紹介しているウェンディーとか、日系アメリカ人のブロガーでいえば「HAPA TIME」のジェシカとか。)

と、妄想は膨らみますが、
今であれば、日本・韓国・中国の3つの国(というか、企業)が協力(出資)するか
その3つに関連企業や会社を持つ大手の企業の助けがあれば行けそうな気がします。
そこに、シンガポールとタイを追加する感じで。

成功するにはかなりハードルが高いと思いますが
成功したら、でかいはず。

だれか、一緒にしてみません?これ?
(強気に出てみた。)

PS:米国勢調査局は、アメリカで現在63%を占める白人の人口が、
約30年後の2043年に過半数を割り、60年には43%まで低下するとの予測を発表していますし、
イギリスの首都ロンドンでも、白人の割合が人口の半数となっていたり
世界人口に対する白人の割合は減ってきているようです。

参考サイト
世界を考える部屋:世界の人口比率
急成長遂げるアジアの経済新興国




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コメント&トラックバック

  1. ArtHubjp より:

    いつも楽しく拝読させて頂いています!
    アジアの女の子もとってもおしゃれな子が多いのに、アメリカ発アジア系のファッションブロガーはいても、アジア発アジア系ってなかなか見かけないですよね。Tricia Gosingtianちゃんくらいでしょうか。
    Lookbook.nuみたいな投稿型サイトのアジア版、私もあるといいなって思ってました!
    ファッションスナップを投稿する時に、instagramのmap機能みたいなのがついてると、アジア内でのファッションの地域性が見えておもしろそうですよね。

    • kana より:

      ArtHubさん
      お久しぶりです!
      どこから発信されたものかがわかれば、確かに面白そうですね。
      「アジア発のアジア系」
      言葉に出してみると、そのままの当たり前の言葉ですけど、表に出てこないのは悲しいことですよね。
      マップ機能を利用して、どこから発信されたかわかれば、そこでコミュニティーが出来て
      そこがさらに活性化することで、その輪が少しずつ広がって行けばと思っています。

      まずは、その「何か」を作ってみないとですが。
      また、ArtHubさんや周りの人たちから何かアイデアや提案があれば教えてくださいね!

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