今までに2回ほど職業と給料の記事を書いてますが
（（アメリカの）ファッション業界の仕事と給料 -エントリーレベル-と、ファッション業界の仕事と給料 -ファッショニスタ- ）
実際、マーチャンダイザーって何？って言う感じでした。
「知らずに書いてたの？」と言われそうですが、
知らずにと言うよりも、漠然としてという感じです。
ちなみに、日本語で調べると
Weblio「マーチャンダイザー」より
だそうです。
ただ、前回までの記事でも、いろんなマーチャンダイザーが出てきてたので
もう少し詳しく調べてみた結果を、今日は紹介しておきます
きっと、私と同じくファッション業界に疎い人は、いまいちピンとこない職種だったと思うので、
読んでなんとなくでもわかってもらえればと思っています。
マーチャンダイザー（Merchandiser）
商品作り（仕入れ）での、予算管理から、売り上げ目標などを設定する全体に関わる仕事。
そのため、商品の価格帯やクオリティー、サイズ、在庫、ターゲットなどのカテゴライズ、そして、売り上げ目標の設定など様々なことを考える役割。
また、販売に必要な準備（店舗での販売方法など）も行い、デザインスタッフとのやり取りも行う。
マーチャンダイズ・マネージャー（Merchandise Manager）
マーチャンダイザーをまとめるリーダー。
ディレクション（方向性）や、トレンドを取り入れ、様々なことを実行する立場の人。
市場の動きや、今までのセールスの流れや状況などを把握したり、
海外などの製造を担う部署（もしくは他社）との交渉や、生産予定や納期時期などの把握。
また、製品のコンセプトや構成などを決める会議に出たりと、
マネージメントスキルだけでなく、プレゼンテーションスキルも必要となる仕事。
サブマーチャンダイザー/デザイン（VP of Merchandising/ Design）
メインとなるマーチャンダイザー（上記マネージャーなど）のナンバー２として、新しいトレンドをいち早く把握し、生地などの素材の調達したり、予算調整などを行う。また、必要であれば輸入なども行う。
また、デザインチームをまとめたり、
サンプル製作などの指揮もすることがあるため、デザインスキルなども必要とされる。
他にも、販売（営業）担当や、デザインディレクター、プロダクション、広告、広報など、様々な部署や会社と連携をする役割で、
直接、店舗と話をしたり、海外展開をしている場合は、海外とのやり取りなど、高いコミュニケーション力および調整スキルが必須となる。
※VPはVice President（副リーダー）
アソシエイト・マーチャンダイザー（Associate Merchandiser）
メインとなるマーチャンダイザーと共同で作業を行う。
色彩感覚や、分析能力を必要とする仕事で、
商品企画や、予算計算、生地や材料の調達なども行う。
また、交渉力などのコミュニケーション力や調整スキルが必要となる
アシスタント・マーチャンダイザー（Assistant Merchandise）
メインとなるマーチャンダイザーの指示のもとで、
様々な部署などとの連携や調整などを行う仕事。
そのため、コミュニケーション力が必要となる。
ビジュアル・マーチャンダイザー（Visual Merchandiser）
ディスプレイ・ディレクター（Display Director）とも呼ばれる。
顧客が商品を見つけ、足を止めて、購入までの流れを作り出す、視覚効果を駆使してして購入につなげる役割の仕事。
店舗において、ウィンドウを飾るだけでなく、店内インテリアや、商品陳列（レイアウト）などを行うというブランドやショップのイメージ作りにも大きな役割を持つ。
また、ターゲットとなる顧客と実際に直接、話（コミュニケーション）をすることで、商品の売り方なども調整していく。
≪参考ページ≫
Top Fashion Industry Job Descriptions and Trends（Merchandising and Retail）
もちろん、役割はその会社によって違いはあると思いますが
組織内での役割として簡単にまとめてみると、
・リーダー（マーチャンダイズ・マネージャー）
役割：上層部や各部署のトップとの交渉、方向性を考える
・副リーダー（サブマーチャンダイザーとアソシエイト・マーチャンダイザー）
役割：他部署との交渉や指示
・一般メンバー（マーチャンダイザーもしくはアシスタント・マーチャンダイザー）
役割：実際のこまごました仕事。
・実際の店舗担当（ビジュアル・マーチャンダイザー）
リーダーへの報告や販売支援など
みたいな感じかなと。
ざっくりと調べていて思ったのが
組織の中の大きなチームとして存在する場合に、
こういった名前（役職？）がつくわけで、
小さければ「リーダー」と「一般メンバー」だけなわけですよね。
考える人と、動く人。
ちなみに、参考にしたページには他にもいろいろ載っていたので
また時間があるときに紹介します。
