世界だけでなく、もちろん日本にもたくさんのファッションブロガーがいると思います。
というか、いるはずです。
強い個性を持つブロガーがいる中で、なんだか似通ったファッションばかりが溢れてると思ってしまうのことも多々あります。
「みんな同じじゃない?」みたいな。
今回は、そういったブロガーに対して自分らしさを大切にしてほしいというメッセージを込めた記事があったので、ここで紹介(翻訳)しておきます。
昨日同様、
世界中の(ファッション)ブロガーが参考にしているサイトと言っても過言ではない
「ifb(Independent Fashion Bloggers)」からの記事です。
「Maintaining Individuality as a Fashion & Style Blogger(ファッション・スタイルブロガーとして自分らしさを持ち続けること)」
Maintaining Individuality as a Fashion & Style Blogger
(ファッション・スタイルブロガーとして自分らしさを持ち続けること)
きっと、こういう感じよね。
まず、Bloglovinをチェックして、Feedlyをチェックして、メールをチェックして、そしたら、なぜか14人の違ったブロガーが同じアイテムを身に着けてることに気付いちゃうの。
そして、何が違うんだろうって思い出すの。だって、みんなすごく似たようなスタイリング(コーデ)をしているから。
前に、テキサス・スタイル・コンシルで開かれたパネルディスカッション「Self-Photography 101(自分撮り101)」で、エリザベスが、ある子にこういう質問を受けてたの。
「例えば、あなたのサイトであなたの着てるアイテムがあって、それが可愛くてすごく気に入ったとします。そして、それを手に入れたとして、あなたをコピーしたように見えないスタイリングはどうしたら出来ますか?もしくは、他の人に気付かれないようにしたいとしたら…」
色んなトレンドがある中で、“ファッションブロガー”トレンドだなって思うものがいつもあるの。
ブログを長くやってる人なら、きっと同じようなことをしたことがあると思うんだけど。
例をあげると、Jeffrey Campbell(ジェフリーキャンベル)のLitaブーツや、Zara(ザラ)の“ナプキン”オリガミ・スコート、Celine(セリーヌ)のLuggageバッグ、Philip Lim(フィリップリム)のPashliサッチェルバッグとかね。
私もPrada(プラダ)のBaroqueサングラスを持ってたり、Valentino(ヴァレンティノ)のRock Studヒールを買ったことを考えると、私も他と同類だと思うんだけど。
そういうのって、ブロガーじゃない人が身に着けてるのをほとんど見ないのよね。
トレンドなのに。
ま、それが一般受けするものじゃなく、ハイエンドなものだってこともあるだろうけど。
例えば、J.Crew(ジェイクルー)のバブル(bauble)ネックレス。
いろんなタイプがあるのに、たくさんのブロガーが同じアイテムを身に着けてたり。(そして、それがなぜか売り切れ状態になってるっていうね。)
あるアイテムが気に入って、それを手に入れて、
どうすれば、それを自分らしく着こなすことが出来るか。
特に、(ブロガーとして)ネット上で他の人にシェアするってなったときに。
エリザベスは、その時こういうことを話してくれたの。
実際に自分が着てみたときに、それが以前見た時と雰囲気が似てるなって感じたら、オンライン上ではシェアしないんだって。
それって、すごいことだと思うの。
私も、自分のコーデのうち90%はシェアしないんだけどね。
スタイリッシュだったとしても、本当にそれは記事にする価値のあるものかって思うの。
そして、実際はそうじゃないって。
(それに、私自信それほどクリエイティブ(創造的)な方じゃないし、自分が好きな組み合わせを見つけると、やっぱりそれに似たものを頻繁にやっちゃうの。それって、普段のコーデをするときにすっごく楽だけど、ブログでそれをアップしてると、きっと面白味のないブログになると思う。)
What attracts you to the piece & how does that fit your style?
(どの部分に魅力を感じたか&どうやって自分のスタイルにするか)
流行りの“ブロガーアイテム”を買う前には、それのどこが自分を惹きつけてるのかっていうのを考えるようにしてるの。
そして、もちろん、自分のコーデスタイルに合うかどうか。
Prada(プラダ)のBaroqueサングラスの時は、クラシックなフレームの形と、あの躍動感のある植物が茂ったような感じが、自分のスタイルにぴったりだと思ったの。
シンプルだけど、ひねりのあるね。
それから、Valentino(ヴァレンティノ)のRock Studsヒールの時は、買うまでに1年くらいずっと悩んだの。
スタッズは、私の若かりし頃のロックンロールな雰囲気や、使い古したスタッズベルトにDr. Martens(ドクターマーチン)ってスタイルの女の子だった自分を思い出させてくれたの。
そして、あのキトンヒール(kitten heel)とクラシックな形は、自分の中にある女の子の心をくすぐったの。
要するに、私の中にあるコアとなる本当の自分と、自分が大人になった軌跡、その両方に掛かる橋のようなものだったわけ。
時々、あるアイテムを見た時、すごく欲しいって思うことがある。
でも、自分自身の奥深くで、それは私のスタイルじゃないって思うことがあるの。
自分のスタイルには、ちょっとボヘミアンな感じが強すぎだなとか、ちょっとエッジがきき過ぎてるとか、トレンディ過ぎるかなとかね。
だから、どうしてそれが欲しいのかっていうのを見つけるようにしてるの。
大体その理由が、ファッションブロガーとして流行に取り残されるのが怖いからってだけだったりもするしね。
それって、私にとっての服を買う理由にはならない。
頑張って稼いだお金をそんなのに使うのもバカみたいだし、一歩下がって、ちゃんとそういうことを思い出すようにしないとって。
Are you attracted to those with a similar style as you? If so, focus on HOW your style is different.
(同じスタイルをした人に魅力を感じる?もう少し違う形でスタイリングをすることを考えてみて。)
私も、自分とはまた違った感じのブロガーを見て、いろんなインスピレーションを得るのは大好きだけど、その一方で、ブロガーをフォローしてる理由が、その美しさを真似したいであったり、そのブロガー自身の魅了であったり、なにか自分と重なる部分があったりってことが多いと思う。
そして、そのブログをずっと読んでると、いつの間にか、そのブロガーのスタイリングを真似してしまって、自分らしいスタイリングを失い始めることもあるから注意してね。
誰もが、カーボンコピーみたいに全く同じものを好きになんてならない。
なのに、たくさんの新しいブロガーたちは、そうやって彼らのサイトや成功法を真似しようするの。
読者も他のブロガーも、コピーキャット(そっくり真似をする人)はすぐに嗅ぎ分けるわよ。
コーデを見て、そこからインスピレーションを受けるのは、素晴らしいことだと思う。
だからこそ、私たちもブログをしてるわけだし、そういうのを考えてコーデをシェアしてるの。
もし、そこから単に似たようなものを作り上げてるんだったら、そのうち自分らしくスタイリングすることの楽しさを見失うと思う。
自分自身で作り出すことが大事なの。
ブロガーたちの間で人気のアイテムを買う時は、自分らしいスタイリングをすることを念頭においておくこと。
そして、誰もしていないどういう自分だけのスタイルを取り入れるか、独自のスタイルで、独自の魅力はなにかを考えること。
それがどういったものであったとしても、そのコーデの中には必ず自分らしさがあることが大事なの。
Fashion is for exploring, experimenting, embracing, and evolving.
(ファッションは冒険し、試してみて、愛情を持ち、そして常に進化していくもの)
ただ、他のブロガーを“コピー”することを怖がって、新しいことに挑戦するのを躊躇していてはだめ。
インターネット上で本当に全く新しいアイデアなんていうのはないの。
自分たちのスタイルやファッションヘ対する愛情を持って、常に進化していくべきものなの。
たとえば、好きなブロガーの身に着けているものを一度試してみる。
だけど、それをショップで試着してみた時に、そのブロガーと同じに見えてはだめ。
ほかにも、やってみることの例を出してみると、「Atlantic-Pacific」のブレア(ブレア・イーディー)のように、様々なレイヤードコーデに挑戦してみてるとか、自分よりも10歳くらい若いブロガーがしていた90年代スタイルの帽子を自分も勇気を出してしてみるとか、今までずっといいなと思っていた高価なアイテムに思い切って投資してみるとかね。
失敗を恐れて、自分のブログで冒険や挑戦的なコーデができないって言うんだったら、他にどこで出来るの?
やっていくうちに、自分が他のブロガーのスタイルをブログの記事の中でコピーしちゃってるんじゃないかなって心配するよりも、もっと悩むべき大事なことがあることがわかるはずだから。
このIFBの記事を読んでくれてるみんな、ファッションやブログでの素敵なアドベンチャーを見つけ出してね。
ブログは、いろんなことを試して、勇気を出して今までのセーフゾーンから踏み出して、そして、自分らしいスタイルを見つけ出せる、そういう場所だから。
自分らしさがあるんだったら、他のブロガーとトレンドがかぶってようが、かぶってなかろうが、そんなことは関係ないから。
原文:Maintaining Individuality as a Fashion & Style Blogger
By: Ashley “Ashe” Robison
自分らしさを忘れず、挑戦し、失敗を恐れない。
これを翻訳したのは、ブロガーのためというよりも
たくさんのことに当てはめて言えることが出来るなと思ったからです。
例えば、歌手であれば、声やメロディーから「あ、これ○○の曲?」って思わせるとか、ショップであれば、「あ、この匂い(←いい意味で)って○○でもしてたな」って言われたり。
そして、会社であれば、「○○さんのいるところ」みたいな営業の人や、名物社長がいたり、商品やサービスが少し他と違っていたりと。
ふぁろすも(というか私は)他ではない翻訳をしようと思っています。
話口調と、雰囲気を加えた親近感を感じてもらえる翻訳。
翻訳なんて溢れてますし、その中で自分らしを出すのは大変ですが
いつか「あ、この翻訳ってKANAがしたやつちゃう?」みたいなことが起きると嬉しいですね。
難しいかもしれませんが、そうしようと勝手に努力するのは私の自由ですから。